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​​日本支部ホームページを再開しました

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​MiCBT 20周年記念
国際サミットのご報告

​​日本支部ホームページを再開しました

​​MiCBTインスティテュート日本支部再始動に伴い、ホームページを再開しました。

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​​翻訳出版を予定しております

​​MiCBTの書籍の翻訳出版を予定しております

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このサイトでお知らせしましたが、MiCBTの20周年を記念して、2023年12月2日に オンラインによる国際サミットが行われました。

 

 サミットはAlice Shire博士によるカイユン博士の紹介から始まり、その後、カイユン博士がMiCBTの理論的根拠やこれまでのMiCBTがたどった20年の歴史を話されました。カイユン博士がMiCBTを開発していく中で、今、MiCBTの研究と実践の中心的な存在であるAlice Shires博士、Sarah Francis 博士、Andrea Grabovac博士をはじめとする様々な研究者、臨床家との出会いがあったこと、また、最初はホウバートにあるカイユン先生のクリニックから始まった臨床家へのトレーニングが、メルボルン、そして、香港、シンガポール、アイルランド、タイ、カナダ、イラン、そして日本など世界中に広がっていったことについて、各地での写真をアップされながら触れられ、MiCBTのこれまでの軌跡をとてもリアルに理解することができました。紹介された写真の中には、日本で活動されていた時の内藤先生の懐かしい姿が写ったものもありました。

 研究発表は多彩な内容の研究が数多く発表されました。ケース発表では11歳の子供の嘔吐恐怖が取り上げられ、また、MiCBTの効果についての研究では、内受容感覚を用いた痛みのコントロール、また、物質依存症率が非常に深刻な北インドでのMiCBTの適用、慢性疲労に関係する感覚に対する内受容的な条件付けに対して曝露と平静さ(エクアミニティ)による脱感作や消去、不安症と自殺企図歴のあるクライエントに対するMiCBTの効果、白斑患者へのMiCBTの適用などについての研究が紹介されました。また、強化の共発生モデルを用いたカップルセラピーへのMiCBTの適用は非常に興味深いものがありました。

 その他にも、平静尺度(以前の訳語では中立性尺度)の開発と妥当性、臨床使用といった研究や、MiCBTのトレーナー自身がマインドフルネス瞑想の実践を通して深い自己への気づきから自身の苦悩を乗り越えていった当事者研究など、非常に幅広い研究が紹介されました。また、呼吸のマインドフルネスと慈愛の瞑想の実習も行われました。そして、来年出版予定であるA. Grabovac博士の「The Mindfulness and Meditation Workbook for Anxiety and Depression: Balance Emotions,  Overcome Intrusive Thoughts, and Find Peace Using Mindfulness-integrated CBT」や、カイユン博士と彼女の共著となる「MiCBT for Wellbeing and Personal Growth: Four steps to Enhance Inner Calm, Self confidence and Relationships」の第2版も出版予定であることも公表されました。

さらに、2024年2月に出来上がるMiCBTのアプリがカイユン博士から紹介されました。私もまだ完成途中のアプリをカイユン博士から見せてもらったことがありますが、クライエントにとっても、トレーナーにとっても、驚くほど便利なツールでしたので、ご期待ください!

 日本支部は、今回のサミットでは、その他の3つの支部(北米、ラテンアメリカ、ペルシャ)と同様に、それぞれポスター発表をしました。これまでの活動の紹介と来年度から本格的に再始動する支部の活動についてのものです。来年度から、基礎コースを、再来年からは応用コースを実施する予定です!また、停滞している「MiCBT for Wellbeing and Personal Growth: Four steps to Enhance Inner Calm, Self confidence and Relationships」の翻訳作業も、重要単語の変更など膨大な修正がありましたが、なんとか昨年にそれが完了しました。ただ、原著の改訂版が出版される予定があり、その変更箇所を確認してからの出版になるかと思います。

​                                          栗田万記子

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